信頼残高を増やす6つの習慣|頼られるパパになるための人間関係のコツ

考え方編

人は誰しも、誰かに信頼され、頼られたいと思っているものです。
「一人で生きていく」と言う人もいますが、そんな人でもふとした瞬間に誰かから頼られると、やっぱり嬉しく感じるものです。

では、「この人にお願いしたい」「頼ってみたい」と思ってもらうには、どうすればいいのでしょうか?
それには、日頃からコツコツと“信頼”を積み重ねておくことが大切です。
今回は、その信頼を“信頼残高”という言葉で表現し、どうやって増やしていけるのか、6つの方法をご紹介します。


1. 相手を理解する

一番大切なのは、まず「相手の立場に立って考えること」です。
よく聞くことですが、これが実は一番難しかったりします。

たとえば──
父親が息子の誕生日に「これが喜ぶはず」と思ってサッカーボールを贈ったとします。
でも、息子は実は野球が好きだった。
この場合、父親の“思い込み”でプレゼントを選んでしまったことになります。

「自分だったらこうする」ではなく、「相手なら何を望むか」を考える視点が大事なんです。


2. 小さな気配りを大切にする

「ちょっとした気遣い」が、信頼を育てるカギです。
でも実はこれ、なかなか気づけないものでもあります。

たとえば──
友達にお菓子をあげたとき、もう一人の友達が「私にはくれなかった」と少し傷ついてしまった…なんてこと、ありませんか?

本人に悪気がなくても、小さなことで誤解が生まれることもあります。
まずは、「誰がどんな気持ちになるかな?」と、少しだけ注意を向けるクセをつけてみましょう。


3. 約束は守る

これはシンプル。でもとても大事。
「できない約束はしない」こと、そして「した約束は必ず守る」こと。

守れなかったときの失う信頼は、積み上げたもの以上に大きいんです。
だからこそ、できる範囲の約束を確実に果たしていくことが、信頼残高を着実に増やす秘訣です。


4. 期待をはっきり伝える

信頼関係には「伝える力」も重要です。
たとえば、部下に「会議で使う資料を作って」と依頼したとします。
でも実は「印刷もして、席に配っておいてほしい」という意図もあった…そんなことってありませんか?

伝えたつもりでも、相手には伝わっていないこともあります。
だから、「自分の期待」をちゃんと言葉にすることが大事なんです。


5. 誠実であること

ここでいう誠実さは、「相手のいないところでどうふるまうか」です。

たとえば、「この話は二人だけの秘密だよ」と、他人の話を面白おかしく話す人がいたら──
聞いている側は、「この人には自分の話もされるかもしれない」と思ってしまうかもしれません。

その場は盛り上がっても、信頼は減ってしまいます。
誠実な態度は、見ている人が必ずいます。


6. ミスをしたときは、素直に謝る

どれだけ気をつけていても、人はミスをするものです。
大切なのは、そのときに言い訳せず、心から謝ること。

「ごめんね」と伝えるだけで、信頼残高はゼロになるどころか、むしろ増えることだってあるんです。
真摯な姿勢は、相手の心にちゃんと届きます。


最後に

この6つのポイントを、できることから少しずつ意識してみてください。
きっとあなたの“信頼残高”は、じわじわと増えていくはずです。

そして、そんなあなたはきっと、周囲から「頼られる存在」になっていきます。
子どもや家族、同僚からも信頼される、そんな“頼もしいパパ”を目指していきましょう!


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