「共感ゼロの聞き方、してない?」→“無意識の反応”をやめたら、相手が本音を話し始めた話。

会話編

人と話していて、「なんでこの人、本当の気持ちを話してくれないんだろう…」って感じたこと、あるよね?
実は、私たちは無意識のうちに相手の本音を閉ざしてしまうような“ある反応”をしてしまっているの。

人間がついやってしまう4つの無意識な反応

それは以下の4つ。

  • 評価する:「それは間違ってると思うよ」「いいね、それ」
  • 探る:「つまり、こういうこと?」「なんでそう思ったの?」
  • 助言する:「こうしたらどう?」「もっと前向きに考えたら?」
  • 解決する:「じゃあ○○すれば解決じゃん」

一見、親切に見えるこれらの反応。でも実は、相手にとっては“話を止められた”ように感じることが多いの。
本当に寄り添いたいなら、この無意識のクセから離れる必要があるんだ。

玉ねぎの皮をむくように…本音を引き出す3ステップ

じゃあどうすれば、相手の胸の奥にある“本音”や“インサイト”を引き出せるのか?
ポイントはこの3つのステップ。

ステップ1:言葉をそのまま繰り返す

まずは「オウム返し」から。相手の言葉をそのまま返すだけで、
「ちゃんと聴いてもらえてる」と感じてもらえる。

例:
相手「最近、仕事しんどくて…」
あなた「仕事、しんどいんだね…」

たったこれだけでも、相手は「話していいんだ」と安心できるの。

ステップ2:自分の言葉で言い換える

次に、相手の言葉を自分なりにかみ砕いて返す。これが“理解しようとしてる”というサインになる。

例:
相手「人間関係がちょっとしんどくて…」
あなた「なんか、気を使いすぎて疲れちゃってる感じなのかな?」

このとき、外してもOK!むしろ、訂正してもらえるから会話が深まるよ。

ステップ3:自分の気持ちも少し伝える

最後は、自分の感情も添えて共感の一歩を踏み出す。

例:
相手「毎日プレッシャーでつらくて…」
あなた「それは本当につらいよね…話聞いてて、胸がギュッとしたよ」

これができると、「この人はわかってくれる」と心を開いてくれる可能性がぐっと高まるんだ。

最後に:聞くとは、“寄り添う”こと

聞くって、答えを出すことじゃなくて、一緒にそこにいることなんだよね。
玉ねぎの皮を一枚ずつ丁寧にむくように、相手の心に寄り添うことで、
その人自身も気づいていなかった「本当の想い」にたどりつけるかもしれない。

まずは、あなたの身近な人の言葉を一つ、まるごと繰り返すことから始めてみてね。

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