目次
- 営業で一番難しいのは「クロージング」
- クロージングは“センス”ではなく“手順”
- ステップ1:トライアル成約 ― 契約をお願いしない“契約前提の会話”
- ステップ2:スロット成約 ― 選択肢を与えて、前進を止めない
- まとめ:営業は「仕組み」。明日から商談が変わる
営業で一番難しいのは「クロージング」
営業で最も難しいと感じる瞬間、それは「クロージング」ではないでしょうか?
- 話は盛り上がったのに、契約に至らなかった
- 「検討します」で終わって、そのまま連絡が途絶えた
- タイミングを見計らっていたら、他社に決まっていた
営業をやっていれば、誰しもこんな経験があるはずです。
クロージングは“センス”ではなく“手順”
でも実は、クロージングは「センス」ではありません。
必要なのは、「知識」と「手順」です。
今回は、実際の商談でも効果が高いとされる、2ステップのクロージング術をご紹介します。
ステップ1:トライアル成約 ― 契約をお願いしない“契約前提の会話”
クロージングでやってはいけないのが、「いきなり契約をお願いする」こと。
これは、相手にとって一番プレッシャーを感じる瞬間です。
まずは、「契約する前提で話が進んでいる」と感じさせる流れをつくりましょう。
例)
「弊社は他社と比較して、費用が月3万円安くなります。年間で見ると約36万円のコストカットが可能です。」
「詳しいご案内を差し上げたいのですが、ご都合よろしい日時はありますか?」
この時点では、「契約してください」とは言っていません。
でも、相手の心には「これってもう進めた方がいいのかな?」という気持ちが芽生えています。
この“自然な流れ”を演出することこそが、クロージング成功の鍵です。
ステップ2:スロット成約 ― 選択肢を与えて、前進を止めない
次に大事なのが、「質問の仕方」です。
NG例:
- 「契約って、もう少し検討されますか?」
- 「引き続きご案内しても大丈夫ですか?」
このような聞き方は、“やめる選択肢”を相手に与えてしまいます。
代わりに、「はい/いいえ」や「選択肢付きの質問」で聞くのがポイントです。
OK例:
- 「お支払いはクレジットとデビット、どちらがご都合よろしいですか?」
- 「名義は法人様で登録されますか?」
こうすることで、相手の思考は「契約する前提」で進みます。
最後の一押しも、自然な流れで。
例)
「では、クレジット番号を4桁ずつ読み上げていただけますか?」
最初は勇気がいるかもしれませんが、この一言が成約を決定づける場面も多くあります。

まとめ:営業は「仕組み」。明日から商談が変わる
クロージングが怖い、タイミングがわからない──
そんな方こそ、この2ステップのクロージング術を試してみてください。
- 自然に前進させる「トライアル成約」
- 契約を前提に進める「スロット成約」
この流れをマスターすれば、商談の空気がガラッと変わります。
そして何より、自分の中に“自信”が生まれるはずです。
営業はセンスではなく「仕組み」です。
あなたの商談も、明日からグッと変わりますよ。

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